細井勝について

細井勝

 1954年生まれ。20年におよぶ新聞記者生活を経て2000年に独立。金沢市内で編集制作事務所を開設し、自治体史、企業の記念誌などの企画編集に携わりながら、ノンフィクション作家としても執筆活動を続けている。主な著書に『加賀屋の流儀』『遭難者を救助せよ』『加賀屋のこころ』(いずれもPHP研究所)『天下無双』(時鐘舎)などがある。

細井勝の本

『加賀屋の流儀』(PHP研究所)

加賀屋の流儀

 石川県和倉温泉の老舗で、30年以上にわたって日本一の評価を得ている高級旅館・加賀屋のもてなしの秘密を探り、サービスの在り方を問うノンフィクション。版を重ね、現在12版を数えている。

『加賀屋のこころ』(PHP研究所)

加賀屋のこころ

 能登半島地震で大きな被害を受けた加賀屋が立ち直るまでの経営者の覚悟と、社員たちの人間ドラマを織り込んだ、危機に直面した企業の復興と経営理念を描きだしたルポルタージュ。

『遭難者を救助せよ』(PHP研究所)

遭難者を救助せよ

 日本一の山岳レスキュー隊として名高い富山県警察山岳警備隊のドキュメント。30人近い隊員一人ひとりに綿密なインタビューを行い、北アルプスの剣岳一帯で活躍する山男たちの人生観や職業観、人命を助ける使命感に迫った一冊。

『天下無双』(時鐘舎)

天下無双

 鍛造という日本古来の金属加工技術を深く掘り下げ、天才職人の名前をほしいままにした鍛造職人、平昭七の人生と、大企業に翻弄されながらも日本の産業界を下支えし続け、独立独歩の成長を遂げた能登半島の中小企業の物語。

『北陸平家物語紀行』(北國新聞社)

北陸平家物語紀行

 時の権力者だった平清盛と同時代を生きた平時忠や仏御前、木曽義仲らの伝承を、石川県能登の平家伝説や加賀の源平合戦などの地に訪ね、源平争乱の中で北陸の地で繰り広げられた盛者必衰の人間模様に迫る。

『稚拙なる者は去れ 天才心臓外科医・渡邊剛の覚悟』(講談社)

稚拙なる者は去れ 天才心臓外科医・渡邊剛の覚悟

 常に患者に寄り添いながら数々の難手術を成功させ、「現代のブラック・ジャック」「天使の手をもつ心臓外科医」などと称される世界的心臓外科医、渡邊剛医師の生きざまを追ったノンフィクション。